金持ちをたくさん働かせる仕組み

金持ちをたくさん働かせる仕組み - Tech Mom from Silicon Valley

「分配」志向の民主党政権になって、「格差是正」に期待が高まっていると思うのだが、メディアの論調がしばしば「義賊」待望になっているのは気に入らない。「義賊」とは、鼠小僧とかロビンフッドみたいに、金持ちから奪って貧乏人に分けるという考え方である。わかりやすいのだが、それを政治でやっちゃうと、金持ちはますます自分の富を隠し、世の中のために流通しなくなるし、また「成功しよう」という個人のインセンティブを奪って、昔のソ連になってしまう。

成功した人間叩いてインセンティブを奪うような事をしちゃうと、金持ちが海外に逃げて日本にお金が流れない可能性があるなと感じてました。

たとえば、JALの再建問題の中で、OBが年金を減らされることに大抵抗しているという話があるようだが、例えば「年金ちゃんとあげるけど、その○割は『JAL再建OBファンド』に投資してね、もし見事再建成ったら倍返しだけど、失敗したら全部パーね。で、この話に乗らない人は年金一律カットね。」みたいにしたらどうなんだろう。ジャンク並みのJALには誰もお金貸してくれないが、そういうときに入れる資金は「ハイリスク・ハイリターン」だ。こうしたら、OBも再建にいろいろな形で必死に協力するだろう。まぁ、金額的にはどうってことないのだろうが、ただ単に収奪するのではそりゃ抵抗もあるだろうし、そうではなく「お金を働かせる仕組み」というインセンティブとして、どうなんだろう、と考えた。

この辺の事を実現させようとすると金持ちがお金を出したいと思わせることが必要ですね。


金持ちと民衆ができるだけウィンウィン!になるような仕組みづくりが必要になるんじゃないかなとふと感じました。